上座と下座 その2

次は 稽古中の 上座と下座についてです。これも 位置が決まっています。 下の図を見てください。

このように、神前に向かって右側が上座、左側が下座になっています。ですから、稽古が始まったら 神前に一番近い所に 年長者が つくことになります。子供同士で稽古をする時は 左の図でいうと Aの位置が中学3年と言う事になります。中学生が順番に立ったら その後 小学校 6年生から順番に上に立っていきます。ただ 面付けの早さに個人差がありますので 面をつけるのが 遅かったにもかかわらず いきなり 上へ立つということはしません。
また、防具が とれたとき 上座で直すという事は ご法度です。必ず、下座におりて 直すようにしましょう。

あまり神経質になることはないと思いますが、上・下の概念は 大切なことです。 私は子供達に 「上に立つのは 先生や上の人よ。だから自分が 上に立ったときは 先生に なったつもりで いつも以上に ちゃんと稽古しやないかんよ。」という風に 伝えています。